富山で美容室やっていくにはいくら必要?!

富山市総曲輪の面貸し・シェアサロン「シェールピエール」です。

 

 

本日は「富山で美容室をやっていくにはいくら必要なのか」というお話。

 

 

サロンでこのまま働くのか、独立してフリーランスになるのか。はたまた自分のお店を持って開業するのか。

当店はシェアサロン(面貸し)なので、美容師の皆さんにはぜひフリーランスとなってシェアサロンを利用していただきたいなと思うわけですが、一方で「自分のお店を持つ」というのも選択肢の一つです。

そこは人生をかけた選択なので、比較対象として「店を持つ」にはいくらかかるか知っておく必要があるでしょう。

 

 

 

 

 

●シンプルな計算方法

 

 

まあ、ハッキリ言うと、ピンからキリまであるので金額を断言することはできません。

店の大きさとか人数とかどれくらいの規模でやるのか、借りるのか、自宅兼でやるのか、居抜きなのか、自己資金が多いか少ないか、などなどいろんな条件があると思うので。

 

 

でも、何となくざっくりとした金額を計算する方法はあります!

やり方はいたってシンプルです。ぜひ皆さんもやってみてください。

 

 

 

いきなりですが、このグラフを見てください。

 

これは、「美容室のコストバランスグラフ」です。

美容室を安定させてうまく経営していくにはこんな感じの割合でお金を使うといいよという指標のようなものです。

 

お店の総売上が100%とします。

で、その中で家賃は10%、材料費は10%、、、みたいな割合でやっていければ経営は安定するんじゃない?的な、あくまでもひとつの例に過ぎませんが、でもまあ健全に経営できている店なら大きく外れてもないと思います。

 

 

このグラフに数字をあてはめれば、お店の規模などの条件に関係なく、いったいいくら必要なのかが簡単に見えてくるのです!!

ちなみにちょっと説明すると、

a.家賃は駐車場代とかも込みです。本当は敷金や保証金などもありますが今は無視してます。保証金なんかは家賃の6~24ヶ月分用意しないといけませんから決して無視できる金額ではありませんが。

b.材料費はメニューの料金が高いほど小さくできますが、だいたい10%以内にしたいところです。

c.電気・ガス・水道・通信・雑費は、特に雑費の大きさによって多少割合が変わってくるかもしれません。宣伝費をかける場合はここに入れてください。○ットペッパーの掲載料なんかもここです。組合費とか保険とかも。交通費、交際費、消耗品費、修繕費もここ。一応15%みてますが、増えることはあっても減ることはないかも。

d.リース料は、例えばシャンプー台とか促進器のような機械類とかエアコンだとかで利用することが多いかと思います。リースとローンの違いはググって下さい。笑

e.借入金返済額は日本政策金融公庫や銀行などから借りるお金の返済額です。美容室1軒作るくらいの金額なら借りられないということはないと思うので、いくら借りて何年で返すのかをシミュレーションしてください。融資の種類によって、返済期間の最長が5年とか7年とか10年とかいろいろあるので注意です。

f.税金は課税対象額によって結構変わってくると思います。開業して何年目かとか個人か法人かよっても変わるのでここは何とも言えません。が、とりあえず10%くらいみておきましょうか。

g.利益は、スタッフを雇えばここにスタッフの給料も入ってきます。社会保険もここに入れてください。何かあったときに一番に減るのはここです。40%ぐらいと書きましたが、本当に40%も利益を上げられれば超優秀です。なるべく少なめに見積もってください。

 

 

 

 

 

●実際に金額を当てはめよう

 

 

さあ、再びしっかりとグラフを見てみましょう。

↑このグラフが理解できればいろんな角度から必要なお金について考えることができます。

 

例えば、

物件の広告で家賃10万円くらいのいい感じの空きテナントを見つけたとします。

そしたらa.家賃のところに10万円をあてはめます。

すると、「少なくともお店の売上は100万円必要なんだな」とか読み取れるわけです。

さらに、開業時にいくらお金を準備できるか考えるとしましょう。

グラフから月々のe.借入金の返済は10万円だから、10年で返済するとしておよそ1200万円(金利無視)借りるとします。仮に自己資金300万円あったとしたら、合計1500万円。

つまり、お店開業するのに1500万円くらいかかる(かけられる)ことが予想できます。

 

 

 

 

た・だ・し、

 

これはあくまで上手くいったときの話です!!

 

世の中そーんなに甘くありませんよ!!

 

いやマジでっ!!

 

 

ほんと、ただの参考程度にしてくださいね、、、特に「利益」の部分は。

うまくいかなくて一番に削られるのは「利益」の部分ですからね。あと、開業してやり始めのときはここがゼロかマイナスだと思っていたほうがいいでしょう。うん、ほぼ確実にマイナスです。涙

理想の利益率まで何ヶ月、いや何年続くかわかりませんが、生活が耐えられるくらいの貯えがあったほうがいいでしょう。

 

 

 

とまあ、ほんとざっくりではありますが、

「美容室をやっていくにはいくら必要か」なんとなくわかってきましたか?

「こんなにかかるの?!」か「これぐらいでいいんだぁ!」かはわかりませんが、

あの上のグラフをぜひ参考にして今後の美容人生の参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

●おまけ 

 

 

あ、ちなみになんですけど、

最後にうちの店がやってるシェアサロンサービスのグラフもついでに載せてきますね!

 

 

 

 

 

はい、ドン!

なんと、利益が確実に65%以上なんですね~!!笑

しかも初日から!!笑

 

やり方によっては利益がなんと、業界騒然の85%にもなるんですよね!!

※月額¥66,000が別途必要です。プランをご確認下さい。

 

 

びっくりしますよね。笑

 

 

 

次回は、

それでもお店を持ちたい美容師さんのために、美容室の開業のやり方を詳しくお伝えしていこうと思います。

お楽しみに!!